大学1年くらいの時、毎週土曜日の夕方に電波少年という番組がやってました。
その番組で、ユーラシア大陸横断ヒッチハイクという企画がありました。
ヒッチハイクで、ユーラシア大陸を横切って、ロンドンまで行くという企画です。
当時無名だった、お笑いコンビ猿岩石(有吉弘行、森脇和成)が挑戦していました。
私の通っていた大学の先生も観ていて、
「最近、面白い番組があってね。芸人の二人が貧乏旅行してるんだよー。」と授業中に
教えてくれるのでした。
それで、僕も観てました。
内容はよく覚えていないのですが、途中で資金が尽きて、旅を中断してバイトしたり、
移動手段が何たって、ヒッチハイクなので載せてくれる車に出会うまで何時間も掛かったり、、、
発展途上国の危険な場所にも行ったり、、、、
とにかく過酷な旅だったと、おぼろげに覚えています。
この曲が登場したのは、ヒッチハイクの旅も佳境に入ったあたり。
猿岩石がインドに居た時です。
爆風スランプ「旅人よ〜The Longest Journer〜」
靴跡が、旅感を出してます。 |
4人でパチリ。 |
その応援歌が、この曲です。
テレビではアンプラグドバージョンが演奏されました。
曲はすごくストレートというかシンプルです。
ドラムのフィルインが、疾走感溢れるシンプルなタム回しでかっこいいです。
ベースもブリブリいってて、更にいい。
このCDには、テレビで放送されたアンプラグドバージョンも入ってます。
曲を演奏する前の、爆風スランプと、猿岩石のやり取り。
そして、演奏後、これからも旅を続ける猿岩石へ、サンプラザ中野からの激励の声も入って
ます。
私は、爆風スランプが歌ってる最中に、感動のあまり、猿岩石が泣いていると記憶していまし
たが、改めて、youtubeの動画を観てみると、泣くどころか真黒な瞳で一点を見つめた猿岩石
の二人が、泣きもせず聴き入っているではないですか。。。
曲が終わった後に泣いていたみたいです。
何だか、自分が感動するように記憶をすり替えちゃってました。
でも、動画を観たあとは、泣くよりも、聴き入っている姿のほうが感動してしまいました。
あと、シングルCDの裏には、4人の集合写真が。(後ろにはたくさんのインド人)
猿岩石がなんで柔道着を着ているかは覚えてないです。
あと、顔がえらく精悍に見えます。
過酷な旅を乗り越えてきたからでしょうか。
これで、後ろに菩提樹とかあったら、何だかとても神々しい絵になってたと思います。
この企画が大当たりして、番組の視聴率も鰻登り。
猿岩石の人気は、ゴールへの向かうほど上昇していきました。
日本に帰ってきたら、CD出してバカ売れするは、旅行記も売れるわで、ちょっとした流行に
なってました。
バイト先の女の子もファンになってました。
でも、何となく、猿岩石がこの後、すぐいなくなるのではないかという予感がしていました。
きっと、日本の全人口の1/3は思っていたと思います。
それだけ、売れた方が急激でしたし、そして、本来の芸人で売れたわけじゃなかったし、、、
ひと段落すると、猿岩石は、しばらくテレビから居なくなりました。
たまにテレビに出ても、あの人は今的なノリで、一発屋としていじられていました。
※まだ、当時は、今みたいに一発屋という過去を自称して持ちギャグにできる時代でも
なかったというのもあったと思います。
たまにテレビに出たことを切っ掛けに、出続けるようになることもありませんでした。
このまま、いなくなってしまうのかなとも思ってました。
でも、十数年後に、有吉弘行がこれだけ大物になるとは、全人口で100人も想像できなかった
と思います。
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