2015年8月10日月曜日

Oracle VM VirtualBoxを用いたOracle RealApplicationClusters(RAC)12cRelease1環境の構築(DBソフトウエアインストール、DB作成編)


仕事でよくデータベースの設計・構築を行ってます。
以下のマニュアルを参考に、練習を兼ねて自宅パソコンにRAC環境を構築してみました。

「Oracle VM VirtualBox を用いた Oracle Real Application Clusters (RAC) 12c Release 1 環境の構築」
http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/enterprise-edition/documentation/raconvbox-db12101onol6u4-2080481-ja.pdf

前回は、「Oracle VM VirtualBoxを用いたOracle RealApplicationClusters(RAC)12cRelease1環境の構築(GridInfrastractureをインストール編)」で、GridInfrastractureを入れました。
ただ、前回の注意点として、「13. ASM ディスク・グループの作成 127P」で投票ディスクのディスク
グループを設定しています。
ディスクグループをDATAとしていますが、DATAはこのあと、データ領域としても使用しています。
ここでは、投票ディスク専用のディスクグループとしてCRSを設定したほうがよいでしょう。
普通のデータと投票ディスクが同じディスクグループだと、ディスクグループを再作成することが
困難になります。
グリッドからの再インストールになってしまいます。
また、作成するディスクはすべて冗長性は「外部」にしました。
これは、検証環境なので好みの問題かもしれませんので、それぞれの環境に合わせてください。

投票ディスク専用のディスクグループCRSを作成

今回は、DBソフトウエアをインストールし、DB作成をします。
ほとんど公開されている手順通りにできます。
なので、スクリーンショットは割愛しています。
違うところだけを載せます。

「7.2. ASMCA を利用した新規 ASM ディスク・グループの作成  148P」でデータ用のASMディスク
作成を行います。
「DATA」というディスクグループを作成し、そこをデータ領域とするため作成します。

画像には、DATAはないけど、これから作るとこです。

DBCAでデータベースを作成しますが、メモリ設定のところが手順にないです。
私は、500MByteの自動メモリ管理にしました。



何とか作成はできましたが、公開されている手順以外にもやることがあったり、そのままやると
うまくいかなかったりで、なかなか時間がかかりました。

今気づいたのは、「8.1 環境変数の設定」のあとに以下の作業をしないと、以下のメッセージが
出力されてGUIでoracle、gridユーザでログインできなくなります。

「設定サーバに問題があるようです
(/usr/libexec/gconf-sanity-check2 がステータス 256 で終了しました)」

・oracleユーザ
  mkdir /home/oracle/tmp
・gridユーザ
  mkdir /home/grid/tmp

環境設定ファイルに、export TEMP=$HOME/tmpって設定しているからですね。。。
ちなみに、上記設定が無くても、CUIならログインできます。


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