このキラキラした表紙をレジに持っていくのには勇気がいりました。
そして、この付録。
トレーシング台としても使えるペンケース。
あと、種類豊富なスクリーントーン。
オリジナルミニ原稿用紙三枚。
そして、このペン!
これがまた描きやすかった。
オマケの詳細はこちら。
もしもこのセットが、中学生のころ自分の目の前にあったら卒倒したと思います。
それだけ当時欲しいものが揃っているということです。
これだけのものを買いそろえるには1990年代前半に中学生で地方暮らしの自分には大変でした。
近くのダイエーには画用紙しか売って居なかったし、ペン先であるGペンは売られていませんでした。
最初に描いた漫画はノートに下描きしたものを竹を削ったものに墨を付けて描いたものでした。
もちろん、スクリーントーン何て高価なものはありません。
そんなもの小遣いが少ないからあったとしても買えません。
夢のまた夢でした。
それでも本格的な漫画を描きたかった私は、自転車で隣町まで遠征して何とか必要なものを買いそろえて行ったのを覚えています。
当時はネットなど無く、amazonも創業していませんでした。
今考えると不便極まりないですね。
その分、全てを買いそろえた時は涙が出そうになりました。
漫画の描き方なんて情報もほぼありません。
既存の作品を見てまねて行くしかなかった。
今はネットで情報を幾らでも見られるし、動画まであります。
泣いて喜んでいたでしょう。
話は変わるけど、
将棋の初心者向けのアプリをスマホにインストールしてます。
ブームに乗っているように見える。
しかし、便利になったもんです。
インターネットもスマホの無い時代は、本屋で将棋の初心者本買って一人で勉強してたわけです。
それが、今や一分足らずでアプリを落として、すぐに遊びながら学べる。
何て便利。
ほぼ無料。
インターネット代金と電気代は掛かる。
だけどほぼ無料。
アプリだと動かしながらとか、動画見ながら覚えられる。
本で、想像しながら活字追いかけるよりも分かり易い。
その分、敷居が低くなったと思います。
色んな事の。
最初の初心者の部分はもう誰でも苦労せずに身に付けることが出来る環境が整ったのではなかろうか。
将棋に限らず。
ギター何て、動画見ながらこうやって引けばいいって分かるし。
私が高校の頃は、教本買って、コード覚えてたけど、それだといろんな角度から写真も取れてないし実際に動くところが見れないから、本当に合ってるのか分からない。
一回挫折しました。
その後、教室に通って覚えたけど。
今、そんな苦労すっ飛ばせる。
そして、漫画もそう。
色んな事の敷居が低くなると、ピラミッドの底のところのライバルは多いんだろうなって気がします。
あと情報もたくさんあるから、今の若い人の方が偉人の人より、どんな分野も強くなれる可能性はあるよなって気がします。
却ってプレッシャーかな。
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