株や投資で儲けたいと思う人は、読んでおいたほうがいい本を紹介します。
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13歳でも、そこそこ勉強できる子供じゃないと、読むのは難しい部分があります。
割合の計算とか、数学の食塩水の問題が理解できないと分からないかも。
でも、飛ばして読んでも問題ない内容です。
お金って何?って、札や貨幣の話からスタートして、最後は電子マネーの話で終わります。
他人が出来ない仕事を出来る人の給料が高いというのは分かりますし、現実もそうです。
ですが、他人がやりたがらない仕事は給料がいいっていう文章があって、それなら介護の仕事は一番給料高くないといけないはずだよね、と思いました。
現実と理論って違うんだなと思いました。
マクドナルドの社長さんの話が特に面白かったし、なるほどと思いました。
ニッチとマスでの商品の売り方扱い方が異なることと、マックのソフトクリームの話で、やはりいいものを作らないと安くても売れないということがよくわかりました。
ハンバーガーとドリンクをセットで売ることで人件費を相対的に安くするやりかたなども。
客単価を上げるために様々なメニューを用意したり、生産効率を上げる努力(一人のクルーが単位時間あたりで何人捌けるか)など、やはり大きく売り上げのある会社は頑張ってるなと思いました。
また、スケール感が大きくちょっとの値上げや値下げで利益が大きく変わることは面白いなと思いました。
また、組織をまとめるために、賢いのに馬鹿なふりをしたり、賢くしてて本当に馬鹿やったり、社長って大変だと思いました。
色んな社長や有名人の話が書いてありますが、全ての話を呼んで思ったのが、宣伝することの効果と大変さです。
世の中に物を出して、売れるには宣伝が必要です。
この宣伝の仕方で売れる売れないが決まります。
マクドナルドは新メニューに宣伝費を掛けて、新規顧客を呼び込んだり。
Jリーグでは選手のユニフォームの胸のところに宣伝を載せることで収入を得たり。
googleにお金を払ってネット検索で上に載るようにしてもらったり。
pontaポイントで貰えるLoppiの券は、新商品を安っぽくないように売り込むために必要だったり。
この本で、宣伝やマーケティングのことが、ちょっとわかりました。
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本書には、
・預貯金
・株式
・債権
・海外投資
・投資信託
など、複数の投資方法についての基本が書かれています。
本書で自分はどれに興味が持てるか向いているかを確認してみて、掘り下げてみたかったらそれぞれの専門分野の本を買えばいいと思いました。
だから、本書だけでは各分野の内容は足りないとは思いましたが、触りだけは理解できる内容だし、そこから拡げていけるきっかけになる内容なので、読む価値はあります。
いいなと思ったのは、ただ金融商品を買え買え言うのではなくて、ちゃんと、計画性をもって選んで買いなさいよと書かれていることです。
自分のライフプランを考えて、リスクを許容するなら外国株、FX、少し許容するなら国内株、ローリスクローリターンなら国債と言ったように、それぞれに合せた買い方をレクチャーしているので、指針になりそうです。
学んだことは、
・複数の金融商品をバランスよく買うこと。
ポートフォリオを作って、株がだめだった時を考えて国債も買っておくといったリスクを考慮した買い方をすることを知れてためになりました。
・投資信託の仕組み
信託会社がバランスよく金融商品を買って配当をくれるというのは、よさそうだなと思いました。
ただ、手数料が掛かるし始めるにあたってもう少し知識を入れて方がよいかな、と思いました。
・JRIETについて知れた
不動産投信と言うものがあるということを本書で知ることが出来ました。
自分でマンション経営するものとばかり思ってましたが、投資信託みたいにお金を預ければ、信託会社が不動産に投資して運用してくれるそうです。
自分としては、国内株と債券に興味があるので、そちら方面で勉強になりました。
国内株が上がれば債券が下がり、国内株が下がれば債権が上がるところは覚えておきたいです。
また、外貨や外国株は手を出すのに難易度が高く、まだまだ先かなと思いました。
ただ、国内の事情に影響しないのと、為替差益でうまく行けば二重に利益が出せることなど、リスクはあるが魅力は高いと思いました。
タイトルは「24時間でお金持ちになる方法」では無いほうが、読んだ後の印象はいいかもしれませんね。
編集の人と話し合ってタイトルを決めたのだろうけど、この本を読んでも24時間でお金持ちにはなれません。
どちらかというと、「お金持ちになるために1日、そして1週間、そして1年をどう過ごせばいいか」という内容です。
ですので、この本を読んで理解した後、長期の実践を我慢強く続けないと、お金持ちになれる。というか、なれるかもしれない。と言う内容です。
まあ、本は手に取ってもらうために、衝撃的なタイトルをつけるものですから、そこは分かったうえで読みましょう。
ちなみに、この本は株に関する本です。
初心者向けの株入門書です。
株でお金持ちになろうという方法が書かれています。
その辺り、タイトルに書かれていないので注意が必要です。
著者が元外交官なので、そう言った経験からのアドバイスが役に立ちます。
この本では、人と情報格差を作ることで、その格差を利用した株の売買を指南しています。
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タイトル通り、一読すれば日本の経済がどんな感じか理解できます。
デフレになると物の値段が安くなっていき、「今買うことは損」と人々が思うようになり、物が売れなくなって、企業も生産しなくなり、人が雇われなくなって不況になる。
インフレになると物の値段が高くなっていき、「買えるときに買っておこう」と人々が思うようになり、物が売れて、企業が生産するようになり、人が雇われて好況になる。
なるほど。
そういう、なるほどと言った経済について疎い私には、ちょうどいいレベルの話も書かれています。
じゃあ、デフレ、インフレの時どうすればいいの?っていう事まで書かれています。
成長のための三つの方法。
移す、積む、慣れる、この三つが欠けると経済が回らないという話に納得。
農村部から都市へ人が移動して、そこで工場などで生産性の高い仕事をする。
昔の集団就職列車ですね。
農村部から、もう移す人が居なくなると、次は積む。
投資によって、労働者一人当たりの生産性を上げることになります。
それも限界になると、人は仕事に慣れることによって技術進歩が起きて、生産性が上がる段階になります。
確かにそうですが、不況で人がリストラされることにより、慣れの段階を迎える前に人が切られてしまいます。
悲しいことに、それで企業が発展しないことが多いようです。
失業者を出さないために、景気を安定させるための経済学が必要なんだなと思いました。
・成長政策
・安定化政策
・再分配政策
この三つも揃っていることが然り。
株価についてはこの式を覚えておこうと思いました。
理論株価=配当÷(金利+リスクプレミアムー予想成長率)
配当が高くなると株価が上がり、金利が高くなると株価が下がることを表しています。
金利が高くなると、株でなく国際や預金によって資産を運用しても利益が得やすくなるので、株の人気が上がる
というのは、なるほど。
その逆は、株価を下げることになる。
あと、予想成長率が上がれば、企業業績が上がるので、株価が上がる。
この式は、頭の片隅に入れて置こうと思いました。
あと年金について、理解できました。
今の賦課制度が、高齢者の少ない昔ならいいけど、これからは若者よりも高齢者の方が多くなるので通用しなくなりそうだ
と言うことが分かりました。
色々と勉強になり、経済新聞とかニュースが読めそうです。
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財閥のお嬢様で株をやっている弥生が、無職系男子の友和に株を教えるという内容で話が進みます。
メイドの結が解説と言うかまとめ役として登場します。
投機というかデイトレの方法は本書ではやらないという方針です。
株の基礎知識と損しないための企業分析方法など、投資と言う意味で株をレクチャーしている内容になります。
漫画で一通りの説明をした後、3,4ページ使ってまとめの形で文章により説明が書かれています。
漫画なので右開きになっています。
なので、読みにくいということは無いです。
株をこれから始めたい人や、始めたばっかりの人が読むといいかも。
PERやPBRの説明が詳しくて分かりやすかったです。
売り注文、買い注文での指値、逆指値、成行の違いも理解しやすい。
カタリストによって株価が値動きすることなど、業績の上方修正については、ニュースを見る時に気を付けたいと思います。
結局、株は景気と紐づいていて、景気の気は、気分の気だから、人の気分に左右される部分もあるなと負いました。
空売りなど、信用取引をやらないけど知っておいたほうが良い知識も載ってました。
この信用取引を応用して、株価の値上がりを予測する方法は初めて知りました。
売り残が買い残より多いと、将来株価が上がる可能性があるというのは、知っておいて損は無いと思います。
逆も。
全体的に分かりやすく、優良企業の見分け方や、株の基礎的なことが身に付くと思いました。
年金が期待できないので、自分で資産運用してマイ年金を作っておきましょうと言うお話です。
前半は、如何に今の年金が若い世代にとって頼りないかを、年金の仕組みを交えながら説明しています。
それでも、年金には加入しておいた方が無難と書かれています。
それは年金が物価上昇率とともに貰える額が増えるという、インフレに強い仕組みだからだそうです。
それを知らなかった私は、勉強になりました。
ただ、時が経てば、仕組みが変わるかもしれないけれど。
あと、年金がGPIFという機関によって運用されていることも知りました。
海外の同じような機関に比べて運用が上手でないらしく、リターンが少ないやり方だということも知ることが出来ました。
後半は、マイ年金について、その増やし方が書かれています。
まず、博打や投機みたいな株や投信の買い方は、すすめていません。
アクティブ投信や株だけでやっていくのはプロの投資家と戦うことになるので負けるという悲観的な考えから、長い時間を武器にしたインデックス投信やFTF、eMAXisをすすめています。
若いうちに積み立て型の投資信託で少額をコツコツやっていく確実なやり方です。
一つのやり方として、よいのではないかなあと思いました。
基本的にほったらかしのやり方なので、退屈した時のために古典的な投資の名著をいくつか紹介していて、それらを読んでみたいと思いました。
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わかりやすいです。
まず、100ページくらいなので、すぐ読める。
あと、本自体が大きめなので開きやすいし、そのお陰で文字や図が大きく、難しい株の世界に入りやすい。
そして、手書きのグラフと、キャラクターと、文字で親しみがあり、頭に入って行くのが分かる。
ただ、分かりやすいだけに、本当の初歩しか書いていなくて、もうすでに口座を開いて売買している人には物足りない内容。
利回りの説明が良かったです。
利回り=(儲けるお金(配当)÷使うお金(株価))×100
株価が下がったのは利回りが下がったからと言った説明もあります。
株価に対して、配当が高すぎる企業は、異常とまではいかないけど注意したほうが良い状態なのかなと思いました。
IR情報を企業に直接電話して訊くことが出来るということを、この本で知って目から鱗でした。
プロの投資家と違って、個人投資家は情報が少ないですが、
普段の生活から、売れる商品を見極めてアンテナを立てて生きて行けば、自然と株が上がる企業も分かるようになれるかなと思いました。
発行が2005年と古いので、見る人によっては情報も古い部分もあるかもしれません。
でも、株自体の大きな仕組みはそんなに変わっていないと思うので、一読の価値はあります。
何より、図や手書きのコメントが分かりやすいです。
ネット証券がまだ珍しい時代だったのか、そのことについて一章かかれています。
今では、常識ですが手数料が安いので、ネット証券はおすすめだと思います。
成行注文より指値注文の方がおすすめっていうのも常識的ですが、初心者にはちょうどいいと思いました。
中でも増資と株式分割の解説は良かったですね。
増資すると発行株数が増えて希薄化し、株の価値が下がるのはなるほどなと思います。
それでも、増資したことが好材料ととられて株価が上がる場合もあるようです。
この辺りは、経験したり新聞読んだりして知識を付けて見極められるようにならないとですね。
株式分割を発表してから、一時的に株価が下がった後、実際に分割されてから株価が上がって、また下がる様子が例えでよく分かりました。
あとは、公募増資、第三者割当増資など、聞いたことあるけど良く知らないことも分かりました。
知らなくても株は買えるんだろうけど、上手く買うには知っといた方が良い知識ですね。
あと、景気と株価は必ずしも一致しないというか、景気が悪いと言っても株まで悪いわけでは無いようです。
確かに、悪いニュースばかり目立つように報道するから景気が悪いんだなって思ってしまいますが、実は会社によっては儲けていて景気が良かったりしている場合もあります。
でも、景気が悪いって刷り込まれると悪いんだなって言う気分に支配されて買い控えしたりして、さらに景気を悪くして、業績がいいはずの会社の足を引っ張って本当に不景気になるって言うのは避けたいと思いました。
ニュースを見る目を養いたいと思いました。
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小説です。
株の知識が多少あれば、楽しめると思います。
ただ、株の知識が無くても、人間のドラマの部分が半分はあるので、そこで楽しめると思います。
でも、もっと楽しみたいと思えば、株で言うとこの、空売りの仕組みのさわりを学んでおくと、いいですね。
で、内容としては、謎の株の達人である老人が、フラフラしてる若者をヘッドハンティングして育て上げ、とある銀行に復讐するというもの。
復讐のやり方が、銀行の株価を暴落させて、空売りで巨額の粗利益を得ること。
まず、ヤクザやホームレスを使って銀行口座をたくさん作り、風評被害を発生させて、取り付け騒ぎを起こさせます。
それをテレビのニュースで流させて、株価を暴落させるという、なかなかえぐいやり方です。
ですが、文章が爽やかなので、そんなにドロドロしてません。
反面、淡々とした描写なので、それほどスリリングではないです。
主人公も老人も比較的能力が高く、意外に物事がうまく行きすぎて、ハラハラが少なく、もうちょっとピンチの場面が欲しかったです。
空売りを成功させて儲けたのは老人と若者だけで、被害者の会のほかの人は儲けてないし。
実際は、復讐になってないなと思いました。
敵である銀行も、社員自体は悪人でないというところも、勧善懲悪と言う感じにならなかったです。
ところどころに垣間見える作者の考え、
アングロサクソンについてとか、稼ぎ方による金の価値とかは、面白いなと思いました。
あと、若者の恋人のミチルが捨てキャラだったのが意外でした。
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とびきりやさしい経済の本と銘打たれてますが、そこまで優しくはないかも。
登場人物が子供メインなので、子供向けかと思ったら、結構、大人でも知らないことが書いてある。
せめて、高校生、大学生辺りから読めば、理解できそうかなと言った内容です。
2007年発行と、ちょっと古いのですが、情報はそんなに変わってないという印象です。
一項目あたりの展開として、
まず、小説風の子供たちの会話から始まり、次にその会話の解説と言った感じで話が流れて行きます。
会話のところの感覚で解説を読むと、文章の違いと難しさに、理解できない人もいるかもしれないと思いました。
貨幣、インフレ、デフレ、値段の決まり方、為替、貿易、景気と言ったことから、
政府の経済対策や働き方の話まで、範囲が結構広いですが、内容は浅い感じなので、広く浅くなぞりたい方は、読んでみるといいと思いました。
無駄な記載がなく、書くべきことだけしっかり書かれている印象。
だから、子供とか学生が読んでも分からないかもしれません。
会社に勤めだした社会人が読むのにちょうどいいかも。
株をやってる人は一読したほうがいいと思いました。
本書の本来の目的としては、会社のことを良く知るということなのでしょうが、会社と言うよりも株主と会社の関係性についての
説明が豊富なので、ここを読むだけで株の知識が身に付きます。
どちらかと言うと、会社の名前とか値段で銘柄を選びがちですが、株の本来の目的や分割する意味を知っておくと、もっと選択の幅が広がると思いました。
株主総会では一体何をするの?と言った疑問や、株式相互持合いによる日本的経営が何なのか分かりました。
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複雑なNISA口座について、図解で分かりやすく解説されています。
分かろうとする意欲が少しあれば、読めば理解できるようになっています。
一年に一回、五回まで出来て、それぞれ有効期限が五年。
期限が過ぎれば新しいNISAにロールオーバーか特定口座に移す。
で、一口座の投資限度額120万円で、それで設けたお金は五年間は課税されない。
また、株などを売った場合、その分は使いまわしできないなど。
というのが、分かりました。
NISAと銘打っていますが、投資信託や税金対策にも書かれていて、NISAは手段であり、それぞれの人の状況によって使用するかどうか
判断してくださいと言う中立的な立場で書かれています。
実際にNISAを始めてみてから読んだほうが、納得できるし分かると思います。
世界で最も有名な投資家、ウオーレンバフェットの投資に対する考え方が書かれた本です。
入門と書かれていますが、要点をまとめ分かりやすく書かれている印象です。
私は、バフェット氏の詳細は分からないのですが、恐らくこの本には、その考え方についてだいたい書かれていると思います。
と思えるくらい、良く調べて分かりやすく書かれているという印象なのです。
バフェット氏はバリュー銘柄と言う、割安株が好きなようで、そう言った会社をよく調べて買うのだそうです。
そして、買ったからには永久保有。
途中で自信の考えと違ったり、自分の勘違いと分かった時は売るのだけど、基本、会社と結婚するつもりでずっと持つのだそうです。
保有株の値段が下がったら下がったで、喜んで買い増しするというやり方。
確かに、その方が売ったり買ったりの手数料も掛からないし、頻繁にチャートを見る時間の節約にもなる。
成長すれば含み益や配当も良くなる。
これは、企業を買う前にしっかり分析しているからだと思います。
その時、たまたま運悪く暴落しているような、本当は良い会社を見極める力が大事なんだと思いました。
デイトレのような投機ではなく投資のやり方が書かれています。
バフェット氏が持つ株は、生活に密着した企業が多いという印象を受けました。
コカ・コーラ、ジレット、アメリカンエキスプレスなど。
メインストリートの株が多い。
だけど、銘柄数は絞っていて、10くらいなのだそうです。
フォーカス投資と言うやり方で、将来性のあるとびぬけた銘柄を選ぶ出して投資をするからリスクが少ない。
やはり、企業分析に時間を割くことが大事なのでしょう。
他社にない独自性を持つ会社を選ぶのも重要でしょう。
コカ・コーラ何て、コカ・コーラって呼んで注文の仕方しますから。
あと、自分の得意でない分野の株は買わなかったとか。
ITバブルの時、ITの株は買わなかったそうです。
自分がよく知らない業界だからのようですが、実生活でも自分の得意不得意を見極めるのは大事ですね。
不得意なことに手を出すのは時間の無駄です。
家計簿つけるにしても、いちいちレシート見て記録するのって大変だし、そういう大変なのは長続きしない。
それを踏まえて、本書では如何に手間を省いて長く続けて結果を残せる会計方法を紹介しています。
例えば、家計簿って損益計算書っぽいつけ方になるけど、これだと何にいくら使ったは残せるけど、自分の現金や預金は幾らかって言うのは残らないです。
そして、買い物の量が膨大になるとつけるだけで大変です。
そこで、財布の中の現金と、預金額、株などの資産を持っていたらその損益額、これを記録しようという方法を提案しています。
要は、貸借対照表で資産の増減だけを管理すればいいという考えです。
しかも、思い付いたときだけでいいという手軽さ。
暇なときに財布の中確認して、ATMで預金額を確認して来ればいい。
これだと、まあ月一回のスパンで現金の増減具合を確認して、余りに減ってたら原因を調査しようという、手軽だけど効果がありそうだし長く続けられそうな方法だと思いました。
他には買い物したレシートを取っておく方法。
レシートを不要、必要で仕分けして、後で眺めるだけで無駄な買い物してたと自覚できるネタになりそう。
レコーディングダイエットみたいなもんだけど、こんだけ買ったんだってレシートの束を見たら気を付けようって気持ちになりそうです。
ちょっと身につまされた自動車は負債って言う考え方。
確かに税金、駐車場代、ガソリン、メンテなど費用掛かりすぎなのに、乗るのは週一回とか、単位時間当たりの費用が凄そう。
車自体も減価償却されている訳で。
ただ、地方都市だと必要だから悩ましい。
せめて乗る回数を増やそうか、どうしようか考えてしまいました。
あと一つ、共感できなかったのはパソコンは一年ごとに買い替えるっていうやり方。
これは、パソコンが減価償却される前に高く下取りしてもらって、良いのを又買うを繰り返して、常に最新のパソコンを使うって言うやり方。
だけど、昔なら一年でパソコンの性能も飛躍的に上がったけど、今は一年前のパソコンと今のパソコンもそう差は無いでしょう。
前提として、事務的な表計算したりネット見るくらいなら遅さは気にならない。
凄い画像処理するような人なら別だけど。
あくまで、遅いパソコンで作業をすると処理性能のせいで時間が無駄になるよ、という「時は金なり」のことを言いたいんだろうけど。
却って、データ移行の時間と手間のコストの方が高いと思いました。
カイジという漫画を知っているともっと楽しめる内容になって居ます。
カイジとは、帝愛と言う組織に対してオリジナルギャンブルでお金と命を懸けて戦う主人公カイジの成長?の物語です。
ところどころにカイジの名場面が挿入されていて、読んでいてまた、漫画の方も読み返したくなりました。
お金にまつわる話を、漫画のストーリーを例に解説していてわかりやすくなっています。
お金を借りた時の単利と複利の話は知ってて損なし。
と言うか、お金の貸し借りはしない方がいいですね。
連帯保証人の怖さも解説されていて、絶対なるもんかって思いました。
自分が死んだら家族が連帯保証人になってしまうというのはこの本で初めて知ったので、読んで良かったですね。
元利均等、元金均等の違いも分かりやすかったです。
元金がいつまでも減らない元利均等は選ばないこと。
と言うか、お金を借りないのが一番いいですね。
会社をやってるんなら別だけど。
基本的にこの本で言いたいことは、うまい話を持ってくる奴は怪しいってことと、借金をするなら注意しろよってことです。
そう受け取りました。
他にも書いてあるけど、それが印象に残った。
うまい話を持ってくる人はどこにでもいて、それを知らない自分に奨めてくるというのはよく考えたらおかしいわけです。
みんなそのうまい話の商売をやれば、顧客の取り合いになるわけですからね。
なんかうわべだけの会計の本と違うなって感じです。
良くある会計の本は、どの程度の企業向けに書いているか分からない。
一般的なことが書かれていて、実際に会社を経営している人からすると腑に落ちないというか、それは理想だよっていうことが多いんでしょうね。
私は一般的な会社員で会社を経営する立場では無いので、一般的な会計の本でも知識としては十分なんでしょうけど、株の勉強するうえでちょっと本書を読んでみようと思いました。
面白い内容で、小説仕立てで話が進んでいきます。
この本は中小企業のことを考えて書かれた本であり、そう言う意味では日本の企業はほとんどが中小企業なので、沢山の人が参考になるのかもしれません。
著者独自の理論であるシャンパンタワー会計理論なんかは分かりやすいと思いました。
シャンパンをお金とすると中間にあるグラスが費用で、最下段にあるグラスがキャッシュとなり如何に、シャンパンを増やしグラスを小さくすることが重要なようです。
取られる税金を少なくするために役員報酬と言う名目で、自分の家族にお金を渡すという手段は初めて知りました。
小企業ならではと言った感じです。
こう言う話は一般的な会計本には載って居なさそうですね。
節税のために使わない車を買って、利益を減らすことで対応するという社長の話も出てきます。
それは却って損だということが書かれていて、確かにそうだと思いました。
それは不要な設備投資なんです。
手元にお金を残したければ税金をあえて支払うべきなんですね。
個人にも言えることで、やたらとふるさと納税で税金対策したとしても、使わない返礼品で部屋が埋ったら意味が無いです。
自己満足な節税は気を付けたほうがいいですね。
あと、役員報酬として個人に与えたお金にも税が掛かるので、そこを考えて報酬額を決めるというのも納得しました。
あと事業をたたむ方法として、リバースモーゲージも紹介されています。
事業者が死んだら土地建物で借入金を返済する方法で、やはり一般的な会計の本には載っていなさそうです。
よく本の前書きに書かれているような、心構えとか、なになにするべからずと言った、ことが150ページくらい続いて、次の30ページくらいで具体的な稼ぎ方が書かれていて、最後の20ページでまた心構えが書かれていると言った構成です。
ずーっと読んでいて、いつ具体的なテクニックが出てくるんだろうと思っていたら、最後の方でやっと出て来たって感じです。
本の内容としては、デイトレードを指向する内容になって居ます。
従って、長期投資でファンダメンタル分析を行っている人はピンとこないと思います。
株を投資と思っている人もこの本を読んでも、ピンとこないかもしれません。
チャートを見るテクニカル分析派の人は合ってると思います。
本でも書かれていますが、投機向きの内容です。
この本では孤独に耐えられなかったり、他人に流されたり、自分のスタンスをコロコロ変える人は株に向いてないと言い切っています。
また、お金があればすぐ無駄な買い物に使ってしまう人も向いてないと言っています。
店員に奨めらたからって自分のスタンスに合ってないものを買うのも×。
ただ、自分への先行投資として役に立つと思って買うものはOK。
株で失敗している人を反面教師にするというのは、あからさまにやると嫌な人と思われそう。
確かに家で一人デイトレードすることを考えると孤独に強くないと向いてないかも。
株は友達同士で情報交換し合うと、義理とか人情に惑わされてうまく行かなそうですから。
あと、お賽銭に一万円を入れることってのはどうかなあ。。。
一万円を入れたってことが印象に残って、その時の願いが頭に残るって言うけど、その一万円を株投資に使った方がいいかもと思いました。
常に、願いを覚えておかなくても、自分のスローガンを見えるところに貼っておけば事足りるし。
具体的な方法として、移動平均線の見方が書いてありました。
39週、26週線を抜けて上がった時が買い時らしいです。
あとは、色々なチャートの形を頭にインプットして、上昇する形を覚えて、あとはあてはめるだけで稼げるらしい。
子供の図形当て遊びと同じ感覚とまで書かれています。
個人投資家は機関投資家に比べて情報の質、量、スピードが劣るから、ニュースや色んな情報を得ても意味が無いということからテクニカル分析を奨めています。
でも、小心者はチャートだけだと心配なんだな、これが。
実の父さんは貧乏、友達の父さんは金持ち。
話の主人公の父さんは貧乏で、友達の父さんが金持ち。
そんな対照的な父さん二人から、主人公が色々なことを学ぶという自伝のような内容でした。
貧乏父さんは、よく勉強して、良い学校を出て、良い仕事について、技術を身に付ければ幸せな生活を送れると言います。
反対に貧乏父さんは、学校の勉強は必要なくて、如何に人を使って、お金にお金を稼がせるかと言うことを説きます。
まったく対照的です。
主人公は金持ち父さんの薫陶を受けることで、良い大学を出てよい仕事をしているはずなのに、月の請求書で頭を悩ませる貧乏父さんの矛盾に気付きます。
また、金持ち父さんも、貧乏父さんの生き方に否定的なので、この本を読むと貧乏父さんの生き方があまり良くないように見えてきます。
要は、金持ち父さんは株や投資を行い、会社を作り節税し、人に仕事させることで、何倍もの富を作るという生き方です。
そこに技術力や、ものつくりという考えはありません。
反対に、貧乏父さんは、投資もしないし、会社も作らない、自分の技術力で頑張っていますが、稼ぐ額は自分一人分だし、税金対策も良く知らないから多く取られる、資産になると思って買ったマイホームのローンに頭を悩ませています。
本の著者から、どっちの生き方がいいのかと問われているような気もします。
どっちがいいかと考えてみましたが、
世の中が金持ち父さんだらけになると世界は破綻すると思いました。
かと言って、貧乏父さんだけになっても然り。
投資ばかりして実業をしないような人ばかりだと、世の中に食べ物や製品が出来ず、金持ち父さんといえど生活が出来なくなります。
反対に、真面目に自分の仕事だけしている人だけだと、お金が世の中でうまく回らず経済が停滞しそうです。
それを踏まえて、どっちがいいかと言うと、迷うところですが、この本に載っているような金持ち父さんにはなりたくないので、貧乏父さんの方になりたいかなあと思いました。
この本の金持ち父さんは、始めから実際の仕事を余り経験せずに、人を働かせることや節税したり、投資ばかりしているので、色々と経験していない分、何だか脆い気がします。
反対に真面目に働いて来た貧乏父さんが、金持ち父さんの真似をしたら、投資も自分の仕事面でもプロなので最強になるでしょうね。
この本全体に言えることですが、言いたいことは小冊子五枚くらいで済む内容なのですが、やたらと本文に肉付けしたりエピソードが長かったり同じことを繰り返し言い方を変えたりして言ってるだけなので、酷く冗長な印象です。
後半は、また同じ内容だと思って、流し読みしてしまいました。
辛口批評ですが、良いことも書いてます。
確かに、学校教育で、投資や税金のことを教えるべきかと思いました。
私も社会に出て税金が幾ら取られてとか、自分の資産をどうやって貯めればいいかなんて、知らないから最近まで、意識していなかった分損をしていた気はします。
グラフや図、表が多く、全編カラー。
本として見開きに説明と図という内容で、1つのテーマを説明しています。
スッキリまとまってて読みやすいです。
投資信託の買い方から、種類、増やすためのやり方、購入後のメンテから、解約まで一通り書いてある。
その人の残された時間と投資金額によって、どういう投信を選べばよいかよく分かる。
例えば、二十代なら投資額は少なくても時間が長いし、若い分リスクが取れる。
だから、アクティブ型でチャレンジとか。
逆に、四十代なら時間が短くなってるので、投資額を増やし、結婚してたりしてリスクが取れないなら、インデックス型とか。
あと、分配金を貰うべきかどうか。
個人的には複利効果を狙うために貰わないタイプの方が後々説くかと思いました。
これは、投資信託の純資産が分配金で減る、つまりその投信自体の活動資金が減るわけで、かえって損になるんじゃないかと思った。
初めて知ったのが、株みたいにリアルタイムに値段が変わるんじゃなくて、一日一回しか変わらないということ。
価額のチェックは一日一回でいいのね。
投信の口数や純資産が少なくなると、適正な運用が出来ないということで償還されてしまうというのも初めて知りました。
良い投資信託を選ぶには、
純資産額が多いことと、販売手数料、信託報酬、利回りを良く見ようと思いました。
たとえ利回りが高くても、信託報酬型が高ければコストが上回ってしまいます。
idecoでどの投資信託にするか迷ったら読んでみて下さい。
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