2016年3月21日月曜日

【1Z0-060】ORACLE MASTER 12c GOLD移行試験(Upgrade to Oracle Database 12c)を受験

10gGOLDが失効してしまい、12cGOLDへのアップグレードを行いました。
このブログ読んでくれてるORACLE MASTER受験予定の方に役立つように、一通り経験したことを
載せておきます。
以下の方法で、合格したので、参考になればと思います。

■試験申込

・試験会場選択
 ピアソンVUEのサイトで試験予約を行います。
 自宅から近場の試験会場を選択しました。

・試験日時選択
 試験日時は自分で決めます。
 いつ受験したらいいか迷っている人は、とりあえず今日から約1カ月先を予約してしまっても
 いいかと思います。
 その理由は、人間不思議なもので予約したことで、それがプレッシャーになり何とか合格しよ
 うと、やる気が出るからです。
 私の場合は、試験日時を決めたことで、試験当日から逆算して、何日までに参考書を読み
 終わって、何日までに問題集を解き終わってといった勉強計画を立てることが出来ました。
 ちなみに、試験日時は変更可能です。
 試験日時24時間前なら、キャンセルや日時の変更に対しキャンセル料が掛かりません。

■勉強について

・教材
 いわゆる黒本と呼ばれる定番参考書を使用しました。

 ・セクション1対策

 オラクルマスター教科書 Gold Oracle Database 12c Upgrade 新機能編

 ・セクション2対策

 Gold Oracle Database DBA11g 新機能編 (DVD付) (オラクルマスター教科書) 

 オラクルマスター教科書Gold Oracle Database 10g【DBA10g】編

 上記で足りない部分は、ORACLEについて書かれた有識者のブログ、ORACLE社が公開して
 いるマニュアル、技術資料を参考にしました。

 あと、確実に合格したい人は、7000円近くかかりますがクラムメディアの問題集がお奨めです。
 この問題集からの類似問題が多数出題されました。
 ただ、この問題集は誤字脱字が多いです。
 また、誤答が多い(常に指摘を受け修正されています。)、解説が少ないで
 黒本や、黒本付属のiStudyLEでしっかり勉強してから、この問題集に取り組んだほうが良い
 です。
 ちゃんと勉強してからだと、誤答を見抜けるようになります。

・勉強方法
 黒本と付属の問題集を5回繰り返しました。
 仕事では12cに触れる機会がなかったのと、自宅で実機を構築して検証する時間がなかった
 ので、理解したことを頭の中でシミュレーションしました。
 実技試験ではないので、このやり方でも問題ありませんでした。
 通勤電車では参考書を読み、トイレ中ではスマホでORACLE情報を見たり、まとまった時間が
 取れなかったため、隙間時間を利用しました。
 理想としては、実機にORACLEをインストールして検証環境を作成し、黒本に載っている新機能
 を試すのが一番だと思います。
 ただ、実機で一つ一つ検証していくのは時間が掛かります。
 とにかく早く合格したい人は、黒本を理解して暗記することにを中心に勉強すればよいと思い
 ます。

■試験会場にて

・会場へ出発
 当日は、余裕を持って家を早めに出ました。
 1時間も早く試験会場近くに付きました。
 早く着いたおかげで、近くの喫茶店で、落ち着いて試験の復習をすることが出来ました。
 開始時間15分前に会場に着くように移動しました。

・受付
 会場では、係員の指示に従います。
 受付で身分証明書を提出します。
 私の場合、以下を提出しました。
 
  ・健康保険証
  ・運転免許証
 ※上記以外でも、良いです。(パスポート、住基カードなど)詳細はピアソンVUEサイトに
   載っています。
 
 身分証明証を提出できない場合、受験できません。
 過去の試験で提出できず、受験できなくて肩を落として帰っていった人を見たことがあります。
 逆に、身分証明証だけ持っていけば、受験できます。
 受付で、写真を撮られ、タッチパネルとタッチペンで署名をお願いされます。
 
・試験部屋
 試験時間になると、試験部屋に案内されます。
 持ち物は、事前にロッカーに収納しておきます。
 試験中のメモ用に、サインペンとボードを渡されます。
 
 情報処理試験と違い、一つの部屋で同じ試験を受けているわけではありません。
 私が試験部屋に入った時は、既に8人くらいの人たちが試験を受けていました。

■試験

パソコン画面に映し出された、問題に答えていきます。
選択肢から正しいと思ったものに左クリックで印をつけます。
 ★便利だなと思ったのが、
  ・右クリックで、不要な選択肢に取消し線を入れられること。
  ・複数の答えを選択する問題で、例えば3つ選べばいいところを、4つ選ぼうとすると
   「多すぎです。」と指摘してくれること。
 ★思いやりがあるなと思ったのが、
  ・試験終了ボタンを押すと、2、3回くらい「試験終了しますか?」と念押ししてくるところ。
   おそらく、終了ボタンを間違えて押したときの配慮だと思います。
2時間くらいの試験でしたが、1時間くらいで全問解答し終り、残り1時間で見直しと、予想で
自己採点していました。

■合格発表

試験が終わると試験部屋から退室して、受付で終わったことを告げます。
試験結果は、30分後にORACLE CertViewで確認できます。
ドキドキしながら待ちましょう。

■耳より情報

ORACLE MASTER再受験無料キャンペーン実施中です。(2016年7月15日まで)
何と、1回の受験料で2回のチャンスが!

今、失効している方も、試験を受けて合格すれば有効になります!
(受験対象試験が終了になるまでに合格することが条件)

2016年3月16日水曜日

windows版oracle12c DBCAでデータベース作成

自宅パソコンにwindows版oracle12c(12.1.0.2.0)をインストールしました。

■パソコンのスペックは以下の通りです。

・機種:TOSHIBA Dynabook
・プロセッサ:Intel(R) Core(TM) i7-4710HQ CPU @ 2.50GHz
・実装メモリ(RAM):16.0GB
・システムの種類:64ビットOS x64ベースプロセッサ
・OS:Windows 8.1

インストール後、DBCAでデータベースを作成します。
コンテナデータベースで、PDB無し構成で作成します。

コマンドプロンプトで、「dbca」と入力するとDBCAが起動します。

「データベースの作成」を選択。
「次へ」を押下。

「拡張モード」を選択。
「次へ」を押下。

「汎用またはトランザクション処理」を選択。「次へ」を押下。
※事細かーく設定したい時は「カスタム・データベース」を選択します。

グローバル・データベース名「test」と入力。
SID「test」と入力。
「コンテナ・データベースとして作成」にチェックを入れる。
「空のコンテナ・データベースの作成」のラジオボタンにチェックを入れる。
「次へ」を押下。
※コンテナ・データベースとは、1つのデータベースに複数のデータベースを含んだ
データベースです。今回は、PDBを含まない形で作成します。
要するに、コンテナと、シードPDBの構成のみのデータベースになります。

「Enterprise Manager(EM)Database Expressの構成」のチェックボックスにチェックを入れる。
EM Database Expressポート「5500」と入力。
「次へ」を押下。
※EMで、データベースの構成、ASH、ADDMの確認が出来ます。

SYS,SYSTEMユーザに任意のパスワードを設定する。
「次へ」を押下。

任意でリスナーを設定します。
リスナーを作成するなら「新規リスナーの作成」をチェック。
「リスナー・ポート」に1521と任意のポートを入力。
「次へ」を押下。

データベース・ファイルの記憶域タイプ「ファイルシステム」を選択。
ファイル位置、リカバリオプション、アーカイブ有効化は任意で行います。
「次へ」を押下。
※ファイルシステムは昔ながらのDBFファイルによる管理です。
アーカイブログを出力するなら、出力先のディスクサイズに注意。
ディスクがいっぱいになると、データベースが動かなくなります。
何も設定せず、
「次へ」を押下。

「通常設定」のラジオボタンをチェック。
「メモリー・サイズ(SGAおよびPGA)」は700MBと入力。
「自動メモリー管理の使用」のチェックボックスにチェックを入れる。
「次へ」を押下。

※サイズは、パソコンのメモリサイズに合わせて決定してください。

「データベースの作成」のチェックボックスにチェックを入れる。
「データベース作成スクリプトの生成」にチェックを入れる。
「宛先ディレクトリ」に任意の場所を入力。
「次へ」を押下。
※データベース作成スクリプトを出力しておくと、後で、スクリプトを見ながら学習出来ます。

「次へ」を押下。
作成完了まで見守ります。

データベース作成完了報告を確認。
「閉じる」を押下。

データベースが起動しているか確認。
コマンドプロンプトにて、
sqlplus system/system
select name from v$database;
「TEST」と表示されることを確認。
これで、DBCAによるデータベース作成が完了です。